老人ホームで受け入れが厳しいケース

痴呆症(認知症)患者を抱えているご家庭で、家族で対処しきれなくなると老人ホームを検討するわけですが、症状が軽度であればグループホームや軽費老人ホームのBタイプがお勧めです。

そこでは、病気の進行を遅らせるため、できるだけ自立した生活を送るよう、ちょっとした調理なども自分でやってもらったりします。

複数が1ユニットというふうに区切られ、職員と共に生活を営みますが、痴呆症(認知症)患者の中には、上記のような老人ホームに入所できない方がいます。

例えば、入院加療中にこの病気になり常に看護が必要な方だと、立って動くことはできたとしても介護専門の職員だけでは対処しきれません。

医療行為は医師や看護士、ご家族でなければできないようになっており、胃ろうによってカニューラという管が身体に入っている場合や、酸素療養をされている場合も、看護できる方が側にいなければなりません。

暴れるなどの行為が出たり、管を自分で抜いてしまう行為をすれば、消毒をして新しい管を入れる等の処置をしなければなりませんし、酸素のカニューラを長時間体から離すと、低酸素状態になりますので脳にもよくありません。

暴れてしまって抜いてしまうなどの行為がある場合、患者を拘束させるということも考えるでしょうが、老人ホームではそのような行為は原則としてできないことになっています。